二段階認証やパスキーの設定方法がわからない
Googleアカウントは「セキュリティとログイン」から2段階認証プロセスを有効にし、続けてバックアップコードを取得して紙で保管します。
パスキーは対応するスマホなら設定ページの「パスキーを作成」から追加でき、次からは指紋・顔・画面ロックの暗証番号でログインできます(対応条件は手順3)。
スマホを失くした時の入口の一つになるのがバックアップコードなので、先に紙に控えて戻り道を用意しておきます。
「乗っ取り対策にやったほうがいいと言われたけれど、やり方がわからない」「途中で失敗してログインできなくなったら怖い」——手順そのものは画面の案内どおりに進むだけですが、設定の入口がサービスごとに別の画面にあり、失敗した時にどうなるかは画面に書かれていません。だから途中で手が止まります。
「二段階認証」は、Googleの画面では「2段階認証プロセス」、Appleでは「2ファクタ認証」と表示されます。呼び名は違いますが同じ仕組みです。
※手順は2026年8月時点の各社公式ヘルプに基づきます。機種・バージョンにより表記が異なることがあるので、案内と違う時は「セキュリティ」に関する項目を探してみてください。
そもそも何が変わるのか
パスワードだけのログインは、盗み見られたり偽サイトに入力させられたりすると、そのまま他人に入られます。2段階認証プロセスは、そこに手元のスマホでの確認をもう一段はさむ仕組みです。
パスキーは、パスワードの代わりに指紋・顔・画面ロックの暗証番号でログインする仕組みです。Googleは、パスキーは他人に教えたり書き写したりできないため偽サイト対策(フィッシング対策)を強められる、指紋や顔の認証データはスマホの中に残りGoogleには送られない、と案内しています。
怖い気持ちへの答え: 先に「戻り道」を作っておく
Googleは、スマホが使えない時の本人確認の方法として、ログイン済みの別のスマホ、別の電話番号、保存済みのバックアップコード、別の端末のパスキーなどを示しています。このうち、紙で手元に残せて、機種変更や電波の状況に左右されないのがバックアップコードです。紙に控えて家に置けば、スマホが手元にない時の入口を一つ確保できます(状況により別の確認もあわせて求められることがあります)。ただしこのコードは2段階認証プロセスをオンにすると選べるようになるので、取得は手順2です。
出典:Google公式ヘルプ「2 段階認証プロセスに関する一般的な問題を解決する」
手順1: Googleアカウントの2段階認証プロセスを有効にする
- スマホのブラウザで Googleアカウントのページ(myaccount.google.com) を開き、いつものアカウントでログインします。Androidは「設定」アプリ →「Google」→ 画面上部のプロフィール写真(またはイニシャル)→「Google アカウントの管理」でも同じ画面です(機種により表記が異なります)。
- 「セキュリティとログイン」をタップします。
- 「Google にログインする方法」の中にある「2 段階認証プロセスを有効にする」を選びます。
- 電話番号の入力や、ログイン中の端末での確認を求められるので、案内どおりに進めます。登録する電話番号は、今すぐSMSや電話を受け取れるものにしてください。最後のボタンを押すと有効になり、同じページに「バックアップ コード」の項目が現れます。
出典:Google公式ヘルプ「2 段階認証プロセスを有効にする」
手順2: バックアップコードを取得して紙で保管する
- (手順1の直後なら、すでにこの画面にいます)「Google アカウント」→「セキュリティとログイン」→「Google にログインする方法」の中の「2 段階認証プロセス」を開きます。
- 「バックアップ コード」の「続行」をタップします。
- 「バックアップ コードの取得」をタップすると、8桁のコードが10個表示されます。
- 紙に書き写します(印刷でも構いません)。書いたものはパスポートなど大事な書類と一緒に保管し、人に見せない・SNSや写真共有に載せないでください。
1つのコードが使えるのは1回だけです。Googleも、使ったコードに印を付けることをすすめています。失くした時は同じ画面の「更新」で新しい10個を作り直せます(古いコードは使えなくなります)。
出典:Google公式ヘルプ「バックアップ コードを使用してログインする」
手順3: パスキーを作る
先に2つ確かめます。①スマホの画面ロック(暗証番号・指紋・顔)がオン。②Android 9以降またはiOS 16以降(iPhoneは「設定」→「一般」→「情報」、Androidは「設定」で「バージョン」と検索)。ブラウザもChrome 109以降、Safari 16以降が必要です。
- ブラウザで パスキーの設定ページ を開きます。
- 「パスキーを作成する」をタップします。
- 確認の画面に切り替わるので、そこに出る「パスキーを作成」をタップします(2と似た表示ですが別の画面です)。
- スマホのロック解除(指紋・顔・暗証番号)を求められるので、その通りに操作します。
次からのログインは、いつものメールアドレス(ユーザー名)を入れたあと、指紋や顔で本人確認する形になります。
iPhoneでは、パスワードやパスキーをApple側で預かる「iCloudキーチェーン」をオンにするよう求められることがあります。ブラウザの更新は「App Store」か「Google Play ストア」でブラウザ名を検索すると確認できます。
出典:Google公式ヘルプ「パスワードの代わりにパスキーでログインする」
手順4: iPhoneの人はApple Accountも確認する
設定場所はGoogleとは別のApple Account(旧称: Apple ID)の画面です。Appleは、ほとんどのApple Accountでは既に2ファクタ認証が使われていると案内しているので、まずオンかを確かめます。
※Appleは、アカウントを作った時から2ファクタ認証を使っているApple Accountは、この保護を解除できないと案内しています。自分で新しくオンにした場合は、登録から2週間以内であればセキュリティを下げる選択ができる、とされています。オンにする場合は、確認コードを受け取れる電話番号が今使えるものかを先に確かめてください。
- 「設定」アプリを開きます。
- 一番上にある自分の名前をタップします。
- 「サインインとセキュリティ」をタップします。
- 「2ファクタ認証」をタップします。ここで「オン」と表示されていれば設定は済んでいるので、5・6の操作は不要です。
- オフの表示だった場合だけ、確認コードを受け取る電話番号を入力し、「次へ」をタップします。
- 届いた確認コードを入力します。
出典:Apple公式「Apple Accountの2ファクタ認証」 / Apple公式「2ファクタ認証を使用する」
うまくいかない時のチェックリスト
設定が終わったら、余裕のある日に一度ログアウトして、作った方法でログインし直してみてください。慌てている時に初めて試すより、落ち着いている日に通しておくほうが安心です。