服やバッグが多すぎてクローゼットに収まらない
先に測るのはクローゼットの側です。パイプの有効長、引き出しの内寸、棚の幅と奥行きを測ります。
掛ける場所は、服を掛けたまま10着ぶんの幅を測って1着ぶんを出し、有効長をその幅で割ります。
畳む場所も棚も同じで、1枚ぶん・1個ぶんの寸法で割った数が、そこに入る数です。
- パイプの有効長と引き出しの内寸、棚の幅を測る
- 掛ける有効長 ÷ 1着ぶんの幅 = 掛けられる本数
- 畳む1山の枚数 × 横と前後の列数 = 入る枚数
- 出た本数と枚数を紙に書く
- バッグを自立する物とつぶれる物に分ける
- 突っ張り棒は表示された耐荷重を超えて掛けない
- 数がそろえば、押し込まずに1枚を出し入れできる
押し込めば扉は閉まるのに、奥の服は取り出せない。ハンガーが押し合って肩が寄り、引き出しは上から押さえないと閉まらない。服の枚数の問題に見えますが、先に限界が来ているのはパイプの長さや引き出しの高さのほうです。手持ちを数える前に、その寸法から何着入るのかを出します。
※2026年9月時点。寸法も耐荷重も製品ごとに違うため、手持ちのクローゼットや突っ張り棒の表示で確認します。

1クローゼットの内側を測る
- パイプにハンガーを掛け、左右それぞれ端まで寄せた位置から位置まで測る
- 服を掛けたまま10着を、押し合わない程度に寄せて幅を測り、10で割る
- 引き出しは内側の幅・奥行き・高さを測る
- 棚は幅と奥行きを測る
この測り方なら、金具に乗り上げて掛からない部分は最初から除かれます。ハンガーだけを重ねて測ると、フックと肩がかみ合って実際の間隔より狭く出るため、服を掛けた状態の幅を使います。押し合うまで詰めた幅で割ると、数は増えても1枚を抜き出せなくなります。ハンガーは種類によって厚みが違うため、混ざっていると1着ぶんの幅がばらつきます。掛ける場所ごとに1種類へそろえ、厚手の上着が混ざる場所は上着だけ別に測り直します。
2掛けられる本数と畳める枚数を出す
詰まりを決めているのは服の数ではなく、1着が占める幅の合計です。薄手の服はハンガーを薄い物へ替えると幅が縮みますが、厚手の服は服自体の厚みで決まります
引き出しは、内側の高さ ÷ 畳んだ1枚の高さが、1つの山に積める枚数です。これに、幅 ÷ 畳んだ1枚の幅で出る横の列数と、奥行き ÷ 畳んだ1枚の奥行きで出る前後の列数を掛けた数が、その引き出しに入る枚数になります。
積める高さは計算だけで決めず、畳んだ物を実際に積んで、引き出しの縁より下に収まるところまでで数えます。縁より上に出た分は、閉める時に引っかかります。
そのうえで手持ちを、しわが気になる物は掛ける、伸びない物は畳む、の2つに分けます。今の季節に着ない物は、この数に入れず別に置きます。
3バッグは自立するかどうかで置き方が変わる
- 底が硬い革やしっかりした生地
- 立てて並べ、上に重ねない
- 間に仕切りを入れると倒れにくい
- 布や薄いナイロン
- 畳んで引き出しや箱にまとめる
- 型を保ちたい物だけ詰め物を入れる
棚の奥行きは、そのバッグを置けるかどうかの判定に使います。奥行きより深いバッグは前にはみ出して扉に当たります。置ける物が決まったら、棚の幅 ÷ バッグ1個の厚みが、並べられる個数です。厚みは、詰め物を入れた状態で測ります。
扉の枠が張り出していると、棚の幅より、出し入れできる開口の幅のほうが狭くなります。棚に載る大きさでも開口を通らないことがあるので、開口の幅も測ります。
パイプを増やすために突っ張り棒を使うなら、表示された耐荷重を超えて掛けないようにします。表示を超える重さを掛けると落ちることがあります。
4数字と手持ちの差を、どこへ移すか決める
家じゅうの収納に対して物のほうが先に溢れている場合は片付けてもすぐ元に戻ってしまうへ。ここでは1つのクローゼットの寸法だけを扱います。
出た本数・枚数・個数と手持ちの数の差が、そのクローゼットに入らない分です。差の分は、押入れの上段やベッド下などクローゼットの外へ移すか、今の季節に着ない物としてまとめます。行き先が決まっていない物はクローゼットへ戻さず、先にその置き場所を決めます。手放す側に回すかどうかで決めきれない物は物が捨てられない・捨てたあとに後悔してしまうへ。
入れたのに使いにくい時
寸法そのものは動かせませんが、薄手の服のハンガーを薄い物へ替える、畳み方を変えて1枚の高さを下げる、という手はまだ残っています。次に何を替えるか選ぶ前に、合わないのがパイプの有効長なのか、引き出しの高さなのか、棚の幅なのかを1つ名指ししておきます。